棋聖戦

  • 2015.03.19 Thursday
  • 11:26
今日から棋聖戦第七局が行われています。
勝った方がチャンピオン。勝負の一局です。

20代の頃に何回か、七番勝負第七局の記録係を務めたことがあります。
一局目や二局目などと比較すると、どことなく重い空気が立ちこめています。

対局室などはちょっと怖いくらいです。

進行も遅くなる傾向です。
内容もゆっくりとした碁になることが多かった気がします。

対局室にカメラが設置され、衛星放送で流れると聞いたときは
正直びっくりしました。

そんな空気感の中、果たして人工物が増える事がどうなのか?

対局者の棋士はどんな感じだったのでしょうか。
うかがい知ることは出来ません。

記録係の気持ちなら判ります。

自分の真正面にカメラが来ます。
正直・・・困りました。

主人公でもないし、何でもないのですが
カメラが自分に向いている、凄い不思議な状態です。

今の若い棋士はきっと平気なのでしょうね。
カメラどころか、記録席にパソコンが置いてある
現在ですから。

でも時代が流れていても勝負なのは変わりありません。
第七局、注目です。
 

資料で脱線

  • 2015.02.22 Sunday
  • 14:11
囲碁将棋チャンネルさんで、名局の解説を担当させていただいていました。
今も再放送して下さっているようです。

「名局の解説見ましたよ」

と声を掛けていたく事があり、嬉しいやらちょっと気恥ずかしいやら。

トップ同士の戦いのため、解説すると言うよりは、当時の資料を基に
対局者の感想、観戦記の情報等を交え臨場感を感じていただけたらと
考えながら収録していた記憶があります。

そこで必要だったのは当時の資料。
スタッフの皆さんに随分ご協力いただきました。

その資料を元に調べるのですが・・・。

囲碁の資料は新聞の観戦記、当時の囲碁雑誌が主になります。
さらに対局者の全集や回顧録。

読んでいる内に面白くて随分脱線しました。

気がつくと全く関係ないことを調べていたりします。

調べたことはノートに書き留めてあります。
今となっては、大切な情報ノートです。

いつか綺麗にまとめてみたいですね。


 

収録ないしょ話し

  • 2014.05.03 Saturday
  • 12:28
昭和の名局で過去のタイトル戦をご紹介しています。
その際個人的に、解説しづらい部分がありました。

それは・・・。

対局者の紹介です。

現在大御所になっている先生方が、若手棋士として登場する事があります。
その当時の段位でご紹介するのですが、これが難しい。

七段だったのか?八段だったのか?
紹介時の活躍はどのくらいだったか?

現在なら総獲得タイトル数○個とご紹介すれば済むところなのですが。

他には普段「○○先生」としている部分を「○○七段」と紹介することになります。
間違えれば勿論NGで撮り直しになります。

解説部分においても「黒番の○○七段がここで・・・」と話すのですが、これも自分としては
かなり自分自身に言い聞かせて話しています。

何も考えずに話そうとすると「○○先生がここで・・・」となってしまいます。
そうなると時代背景や、臨場感が無くなってしまう気がしました。

途中、噛み気味な事が多々あると思います。
そんな時は、私が反射的に頭の中で浮かんだ言葉を
「おっと、この時代は違うんだ」と慌てている時です。

 

収録のナイショ話し

  • 2014.04.08 Tuesday
  • 09:59
囲碁将棋チャンネルで「名局の紹介」コーナーを担当させていただきました。
5年間ほどでしょうか。

その際のナイショ話しを少々。

解説収録の前にご覧いただく一局の、背景説明の収録を行います。
この収録が緊張の時間でした。

勿論本編も緊張するのですが、実際の囲碁に関わる部分の方ならまだ大丈夫です。
が、背景説明となると・・・年代や対局者の年齢、略歴、その当時の実績、などなだ
覚えなくてはいけないことが多々あります。

例えば、○○九段はこの当時○冠王、持っていたタイトルは・・・

定石を覚える方が大分楽です。

そんな苦戦?の跡が面白いかどうかはわかりませんが、名局の再放送をどうぞご覧下さい。
 

五年間

  • 2010.06.19 Saturday
  • 14:40
いまから5年前, 2005年のことです。

夏のある日、一本の電話をいただきました。

お話を聞くと、「江戸時代に打たれた囲碁の解説をしてみませんか?」とのこと。くわしくは多少記憶が薄らいでいるので不確かな部分はありますが、「古碁の解説」の依頼でした。

江戸時代に限らず、もともと、歴史ものに関しては全般的に興味が深い方です。
喜んで!・・・と行きたいところでしたが、いくつか「難題」がありました。

まず、解説の舞台が「テレビ収録」だということ。
さらには、1本につき1時間45分の「企画番組」ということ。

囲碁対局の実況解説であれば、テレビ収録の経験がありましたが、
企画番組の収録となると皆目見当がつきません。
どうしようかとしばし悩んだのですが、
これも勉強のチャンスだと、思い切ってお世話になることにしました。


そして企画は、井上家初代「井上因碩」からスタート。


古い棋譜やそのころの歴史背景、囲碁界の資料などを読み込み、内容を吟味するのは、
歴史もの好きの囲碁棋士として、時間はかかりながらも、大変充実した時間となりました。

ただし、収録現場となると、話は別。

テレビカメラに向かって、とつとつと語り続ける経験は、全く皆無な初心者です。
どこに目線を向けるのか、表情はどうするか、話すリズムや声の高低はどうしたらいいのか、頭の中は瞬間に真っ白。まったくの挙動不審になっていることを自覚しました。

時間配分でも大苦戦。

話を早く進めすぎて、解説すべき譜が途中で終わりそうになったり、
逆に進行がゆっくり過ぎて、時間枠内に収めるのが危うくなったり。

すったもんだの試行錯誤と、スタッフの多大なご協力により、
なんとか撮り終えた「井上家シリーズ」となりました。

「良い経験が出来たし、なによりテレビ出演の記念になった」と一息ついていると、
「次は「林家」を解説しませんか?」とのお話。

林家は初代「林門入斎」から始まり、林秀栄(後の本因坊秀栄)まで、
13代続いた囲碁四家の一つです。

そんなこんなの経緯で、囲碁四家シリーズ、井上家、林家の解説をさせていただきました。


そして次のお話は、「タイトル戦の歴史を、名局の棋譜でなぞりましょう」とのこと。
これもまた囲碁の歴史を掘り下げる絶好の機会、喜んで引き受けさせていただきました。


タイトル戦創設の歴史は、本因坊戦からスタートします。
続いて、名人戦、王座戦、早碁名人戦(現十段戦)、日本棋院選手権戦(現天元戦)、棋聖戦、碁聖戦。それぞれの棋戦の歴史を、名局とともに振り返る企画となりました。

昭和初期、中期、後期と年代に分け、さまざまな世代からなる代表棋士の戦い。

江戸時代の囲碁研究に続き、昭和のタイトル戦の資料をひもとき、名局の棋譜を吟味する作業は、自分にとって思わぬご褒美をいただいたような時間を味わいました。

最後、昭和後期になると、棋戦の数がにわかに増えたことも印象的でした。棋聖、名人、本因坊、十段、天元、王座、碁聖など、かつてタイトル戦は「本因坊」ただ一つの時代があったとは思えないほどの盛況ぶりです。


そしてつい先日、昭和の碁を振り返る企画、最終回の収録を終えました。
ラストは加藤碁聖と小林棋聖の昭和63年に行われた、碁聖戦挑戦手合いです。

加藤正夫名人王座碁聖の三冠。一方、小林光一棋聖は一冠のみとなっています。
肩書きを見ると、加藤碁聖絶好調です。

しかし、勝負に流れがあるように、タイトル戦線にも流れがあります。

昭和63年の碁聖戦開幕までには、年初の棋聖戦で、小林棋聖に加藤挑戦者で小林棋聖が防衛しています。加えて十段戦では、加藤十段が、趙治勲挑戦者に十段を奪われています。

つまり。

小林棋聖は防衛を果たした後の碁聖挑戦者、加藤碁聖は棋聖挑戦失敗、十段防衛失敗の後の碁聖戦となるわけです。


挑戦手合いで残された「棋譜」。さらには、そこに至り、その先へと続く大きな流れ。
そういったものを包括した名局の解説をお伝えしたい、と、考え続けた企画でした。


2005年「井上家の碁」から始まり、2010年夏の「昭和の碁」の最終回までの5年間、わたしが担当した「名局の解説」の企画本数は、総計117本だったそうです。


番組を見て下さった皆様方、本当にありがとうございました。
「見てますよ!」とお声をかけていただく度、身が引き締まりました。

そしてスタッフの皆様、よい機会を与えて下さって、本当にありがとうございました。


それでは近々放映されます「名局の解説 昭和の碁特集」最終回を、是非お楽しみ下さい。


最近の流れから。

  • 2009.07.15 Wednesday
  • 07:57
最近の流れからいくと、この話題に触れないわけにはいきません。

梅雨が明けました。

関東にも梅雨明け宣言が出ました。
いよいよ、夏本番となるようです。

今年は暑い夏になりそうですね〜すでに30度を超える日が続いています。

普段の私は、囲碁の仕事にスーツで出掛ける時があります。
着慣れないスーツだからなのか?単純に暑いだけなのか?
いずれにせよ、ネクタイが辛い季節です。

こんな時に活躍するのが、「ガバメント」。

暑い夏は、このガバメントに着替えをいれて移動します。
スーツが必須の「名局の紹介」収録時には、欠かせないアイテムとなっています。

収録を終えた後、市ヶ谷日本棋院の中で軽装に着替えますが、
この時の解放感がなんとも言えませんね。

すかさず冷たいビールをグイッといきたくなります!
しかし、ほどほどにしないとお腹の方がポテっとしてくるので要注意。

着替えを持って出掛けたりと、面倒な事が多い季節ですが、
個人的には好きな季節「夏」がやってきました。


さて、今年の目標は、2キロ減が目標です。

すでに7年越しの長期プロジェクトとなりました。
この夏のターゲットは、お腹周りです。

思い返せば10代の頃からのつきあいの長いお友達ですが、
お別れするべく・・・頑張ります。

備えあれば・・・。

  • 2009.06.06 Saturday
  • 18:15
今日は1日どんよりとしたお天気ですね。

そこでこんな日は、1日デスクワークに勤しむことにしました。まずは手始めに、囲碁将棋チャンネル収録の準備から。

囲碁将棋チャンネルの「名局の紹介」を担当して、はや4年の月日が訪れようとしています。さまざまな経験や勉強をさせていただき、とても感謝している仕事のひとつです。

さて、今日はその裏側?と言うか、収録前にどんな準備をしているかを少々暴露します。

まず、私の目の前には、一枚の棋譜があります。放映で使用する棋譜です。この1局の棋譜を元に、1時間45分の番組がつくられます。

さて最初に、この棋譜を1〜9、又は1〜10のパーツにわける「譜割」を行います。
第一譜1手目〜○手目まで、第二譜○手目〜○手目まで・・・という形です。

この譜割が案外に難しいのです。どこで区切るのか?と同時に、全体の手数もありますので、例えば区切りの良さだけであるひとつの譜に沢山の手数を詰め込んでしまうと、全体のバランスが悪くなってしまいます。

もし200手で終了の棋譜だとすれば、第一譜に1〜50まで詰め込んでしまうと、後半9譜まで、バランスよく割り当てるのが難しくなるという感じです。

もうひとつ、「展開」という視点からの構成にも悩みます。

区切りよく一段落したところで一つの譜を終えたい・・・でもしかし、妙手!や勝負手!などの見せ場を何処に持ってくるのか?ということをあわせて考えると、なかなか単純にはいかなくなります。

そんなこんなで、なんとか譜割を済ませると、次は、スタッフの方に用意していただいた資料を整理し、脇には数冊の本を積んで広げて、当時の背景を調べる作業に入ります。

タイトル戦はどんな状況で打たれたか、またタイトルは誰が持っていたのか?活躍していたのは誰なのか?はたまた登場人物の経歴はどうなのか?

現在(平成21年)の話ではなくて昭和後期のお話なので、対局者の様子や活躍の状況が、収録で紹介する年の段階でどうだったか?が、大切な部分となります。

ここで調べたものは、オープニングで話す内容となり、そのまま当時の囲碁界や両対局者の紹介となります。

このオープニング、収録時に一番緊張する部分です。時間にして約3分程度でしょうか?短い時間ではありますが、対局者がタイトルを何年に獲得したか?とか、この当時どんなタイトルを保持していたのか?等々・・・、実は、覚えなければいけない「数字」が出てきます。

数字を覚えるのは・・・得意ではありません。

それでも、本因坊戦、名人戦、棋聖戦、そして今回の王座戦と、順に昭和後期を振り返っていると、当時の囲碁界がどうなっていたのか?の全体像がなんとなくではありますが、頭の中に入ってきました。

お陰様で、昭和初期から中期を経て、さらに後期への流れが理解できてきました。

現在、王座戦まで収録が進んでおります。王座戦の昭和後期で特筆すべきは、加藤正夫名誉王座の連覇記録となります。他にも趙治勲王座20歳の戴冠、橋本昌二王座22年ぶりの王座獲得、山城八段(当時)初挑戦!などなど、名局と名シリーズをご紹介致します。

皆様、是非ご覧下さい。

放映スケジュールは、囲碁将棋チャンネルHP
こちらをご参照下さい。

収録現場より

  • 2009.03.22 Sunday
  • 10:15
目の前にあるのは、カメラです。初めての時は、とにかく緊張して良く覚えていません。気がついたら、終わっていました。正確に言うと、気を失っていたかもしれません。

未だに緊張している、囲碁番組「名局の解説」収録現場です。

放映時間1時間45分です。これだけ書くと長く感じるかもしれませんが、棋譜再現シーンがありますので、解説時間は放映時間から20分くらいを引いた時間になります。

解説枠も緊張するのですが、最も緊張するのは冒頭のオープニング収録です。

現在、昭和の後期を解説していますので、約20年〜30年ほど前の出来事になります。当時の囲碁界の様子や、両対局者の様子を冒頭にお伝えするのですが・・・。

○年にタイトルを獲得、○年には名人、本因坊、○年には・・・と実績紹介をします。これが結構大変です。

収録一週間くらい前から、覚える作業に入ります。ただ不思議なもので、単純に字面を追っているだけだと、数字や時系列が頭に入ってきません。

学校の勉強が出来なかった訳だな、と実感する瞬間です。

最初の頃はなかなか覚えられなかったのですが、最近はデータの蓄積がされてきました。このことから、「昭和○年の頃は、○○名人と○○本因坊がタイトル戦で良く戦っていたな。」と、時代を俯瞰で見ることが出来るようになりました。

昭和初期、本因坊戦からスタートし、中期の本因坊戦、名人戦、王座戦、早碁名人戦(現十段戦)、日本棋院選手権(現天元戦)、そして昭和後期に入って本因坊戦、名人戦、棋聖戦とタイトル戦の昭和史を振り返っています。

昭和のタイトル戦まだまだ続きますので、皆様是非ご覧下さい。囲碁昭和史を一緒に楽しみましょう。番組放映スケジュールはこちら、「囲碁将棋チャンネル」をご参照下さい。

静かな湖畔の・・・

  • 2009.02.12 Thursday
  • 07:37
早朝の静かな時間。

気持ちものんびりとしてきます。

そんな時間に、収録の準備をすることがあります。囲碁将棋チャンネルの番組、「名局の紹介」の準備です。

資料ノートを見ると2005年の7月に収録した、囲碁四家(本因坊、安井、井上、林)の井上家から担当させていただいています。林家を経て、昭和の名局シリーズに入っています。

この収録の準備は、まず資料の読み込みから始めます。棋道や囲碁クラブ(現在は二誌統合されて、囲碁ワールド)などの過去資料を元に、放映で臨場感を伝えるための情報をピックアップしていきます。

その他に、対局者の全集やエッセイ本なども、資料として目を通します。

最近「番組見てますよ」と、声を掛けていただくことがあります。ちょっと照れますが、嬉しい一言をいただきより一層頑張らなくては!と思っています。

過去の資料を読んでいると、これがなかなかに面白いのです。改めて気がつくことや、面白いエピソードを見つけては、ノートに記します。

この見つけた瞬間がたまらないのです。

1人つい「ニヤニヤ」してしまいます。従って早朝静かな時間に、ゆっくりと資料を読み込む事が多くなりがちです。

昭和の名局も初期、中期を経て現在、後期に突入しています。

昭和後期は年代で言いますと、昭和50年代から昭和63年までがおおよその範囲となっています。初期、中期では影も形も無かった私ですが、後期に入ってくると院生からプロになる頃と重なり、記憶とリンクする部分が出てきます。

資料を読んでいる時のことです。

なんだか見覚えのある光景だな・・・と感じる、一枚の写真を見つけました。その対局は、挑戦者決定戦の終局風景を捉えた一枚の写真です。

何度も見学しているので、特別な光景では無いのですが、妙に記憶に残っています。

その写真をぼーっと見ていると、なんと私が居るではないですか。写真には局後の検討を見学している、私が写っていました。

もっともそれだけでしたら、それほど珍しい出来事ではないのですが、その時の服装と対局者を見て思い出したことがありました。

そうだ。

この一戦の終局後の検討を見学していたら、明け方3時を過ぎても検討が終わらなかった事を思い出しました。

それで写真を見た瞬間に、この光景を見たことがあると感じるくらい、強烈に覚えている一枚の風景だったんですね。

結局その日は午前4時まで見学しました。私も若かったんですね。

でも、もっと凄いのは・・・。

対局者です。お二人は午前4時を過ぎた時点で、まだ検討をされていました。タイトル戦を戦うというのは、恐ろしいことです。

その恐ろしい世界のことを、臨場感溢れる形でお伝えするべく、これからも頑張ります。

準備する

  • 2008.11.02 Sunday
  • 10:22
目の前には資料の山。山をかき分け宝探し。

今この作業が楽しい時間です。名局の紹介を担当させていただいて、早三年が過ぎました。井上家、林家と囲碁四家(ちなみに他は本因坊家と安井家)から始まった収録でした。

昭和に入り本因坊戦から昭和棋戦史としてスタートし、昭和中期の本因坊戦、旧名人戦、王座戦、日本棋院選手権戦(現天元戦)、十段戦(早碁名人戦含む)、そして昭和後期に入っております。

時代時代において挑戦手合いが行われています。その一戦一戦がタイトルを賭けているだけではなく、時代の流れを賭けていたように感じます。

本因坊秀哉vs雁金準一、呉清源九段vs藤沢庫之助(朋斎)九段、橋本宇太郎本因坊vs坂田栄男九段、藤沢秀行名人vs坂田栄男本因坊などなど・・・挙げればきりがないですね。

そして現在行われている、張う名人対井山裕太挑戦者の名人戦。

囲碁は棋譜から両対局者の息吹が感じられます。同時に観戦記からは、その対局を取り巻く時代感と、観戦している皆さんの興奮度が伝わってきます。

毎回収録時には、その息吹と臨場感がお伝えできればと思っています。最も上手くいかないことだらけですが・・・。

今は名人戦、昭和後期に入っています。趙治勲名人誕生を経過し、趙治勲名人対小林光一挑戦者のライバル対決に入っております。

自分がプロ入りした頃と近く(昭和62年)なってきたので、懐かしい感じがしてきています。

自身の感じたことを少しリンクさせながら、これからも頑張りたいと考えています。皆さん是非見て下さいね。

そして明日は第九期風鈴王決定大会行います。皆様是非ご参加下さい。

大会はオールハンディ戦、持ち時間使用、変則スイス方式で行います。四局対局していただきます。

優勝のチャンスはどなたにもありますよ。

栄冠は・・・誰の手に?


収録小話

  • 2008.05.28 Wednesday
  • 09:57
囲碁将棋チャンネルでの名局コーナーを担当させていただいてますが、その時代範囲は井上因碩から始まり趙治勲九段、江戸時代から昭和後期までの範囲に及びます

現在は平成20年ですから、平成初期もすでに過去の歴史として語ることの出来る範囲に入りつつあるのかなと感じる今日この頃。

収録での小話を一つ。

現在50代から60代の棋士、さかのぼって20代30代の頃のお話が主となります。物語に登場時は、九段に到達していないケースが多々あります。

「挑戦者に登場したのは○○七段です」、こんな紹介になります。

でも私が入段した時点で、皆さんすでに九段もしくはタイトルホルダーでした。○○九段もしくは○○先生、このイメージが強く残っています。

本編収録中にこの「イメージ」がついつい出てしまうのです。

なるべく対局当時の印象を伝えたいので、段位なども当時の段位でお話しするようこころがけているのですが、普段呼んだことのない呼び方なので難しいですね。

ついつい○○「九段」と呼んでしまいます。

慌てて「この当時はまだ○段ですね」とか「○○現九段」などと言い直す事もあります。
そんな時は表情は変えていなくても、内心焦っているんです。

そんな微妙な表情の変化、言い回しの訂正など。

気が付いても見て見ぬふりをお願いいたします。

収録小話でした。

三月ですね!

  • 2006.03.01 Wednesday
  • 12:17
今日から三月ですね!春・・と思いきや雨模様で寒いですね〜春が来るのはいつでしょうか?

昨日は名局の収録でした。現在林家の収録に入っています。四世門入と五世門入の収録です。徳川綱吉以降から吉宗辺りの時代になります。当時の歴史背景から色々な面白い事があります。あまり詳細を書いてしまうと・・なので是非見て下さいね!

今後まだまだ歴代林家の当主を紹介していきますのでご期待下さい!

オリンピックは終わってしまいましたね〜皆さん寝不足ではないでしょうか?荒川選手凄かったですね〜

個人的には最後の回転競技!昔から回転が大好きなんですよ。アルベルト・トンバ選手大好きでした。爆弾トンバで2本目の滑りなんて興奮してみてましたね。

今回惜しかったですね〜表彰台まであと一歩。次回が楽しみですね。

今日はこれから快速入段コースです。

初段を目指そう!をコンセプトに行っています。ただ、初段がゴールではなくその後二段、三段、五段と登って行くべく基礎を築く事も視野にいれて行っています。

が、何よりも楽しく!がモットーですので。気楽に遊びに来て下さいねプレゼント

貴重な体験

  • 2006.02.09 Thursday
  • 11:55
昨日は収録に参加してきました。4月から囲碁将棋チャンネルで講座を担当します。聞き手は林芳美さん(林海峰九段のお嬢様)です。NHKで大竹九段の聞き手をしていたので皆様ご存じですね!

内容は『定石その後』として定石後の打ち方や、その定石自体の狙い弱点等が中心の講座になります。

10分間と短い時間の講座ですが、内容は盛り沢山です食事

詳細な放映はいつからかはまだ不明ですが、4月から毎週水曜、金曜、日曜の夜7時45分からとなっています。是非是非ご覧下さい〜

更に昨日は貴重な体験美容室

番組宣伝・・番宣撮影を経験してきました。私達棋士が撮影に入ってまずセリフというものを渡される経験は皆無に等しいのです。イメージを伝えられてそのイメージを囲碁の中で表現する・・と言った事はありますが。

でも、番組宣伝ですから内容や番組名、放映日時など間違えたらいけない事が沢山あります。ディレクターの方からセリフを渡されて『好きなように変えて下さいね♪』と気を遣って頂きましたが・・変更して間違えてもいけないし余計忘れそうでしたから渡された通りにチャレンジ!

いやー大変でした。

収録時間は番組自体を10としたら番宣は1も無いくらいの時間なのですが、長く感じましたね〜果たしてその出来は?こちらも芳美さんと一緒に行いました。3月から放映との事ですので見かけたら教えて下さいね〜〜

番組の詳細はこちらです!

収録

  • 2006.01.15 Sunday
  • 10:08
先日囲碁将棋チャンネルの番組【名局の解説】林家編の収録をしてきました。前回の井上家に引き続き担当させてもらいました。

林家は元祖が鹿塩利玄(林利玄)から始まります。ただし、家系図上の話であり実質囲碁四家として立ち上がるのは二世林門入からとなります。今回はこの、元祖林利玄と二世林門入の二人を収録しました。

林家と聞くと本因坊家、井上家、安井家と比較して知名度がどうしても低くなります。が、実際は元祖林利玄がいなければ現在の囲碁の形は違うものになったかもしれませんし、二世林門入も囲碁四家の形作りにその存在は欠かせません。

今後も四世、五世と毎回違う林家当主を紹介していく予定ですので囲碁の歴史を味わって頂けたらと感じます。

そして、今日から棋聖戦が始まりますね!時差があるので正式な日程をどう説明するのか・・午後五時頃から日本棋院幽玄の間ネット中継が行われる予定の様子です。

風鈴会でもこの一局を講義します。聞き手を榊原穂波女流インストラクターにお手伝いいただき、囲碁の内容を判りやすく・・と同時に対局心理や二人の葛藤など探っていけたらと考えています。

今月第四土曜28日になってますので、皆様遊びに来て下さいね!

クリスマス

  • 2005.12.23 Friday
  • 09:33
20051223_97030.jpg
クリスマスですね〜明日はイブですツリー

明日は今年最後の風鈴会です。クリスマスイブと重なってしまいましたので・・果たしてどれだけの方に参加していただけるか、今からドキドキしていますたらーっ

昨日は講座番組の打ち合わせをしてきました。放映は囲碁将棋チャンネルになります。時期は来年4月くらいからでしょうか?はっきりしたらお知らせしますね!

内容は定石後の話になります。一つの定石を取り上げ、その後の展開方法やその定石自体が持つ注意点や狙いなどを講義します。一回の放映が10分と長い番組では無いのですが、内容は濃いものになっていますのでご期待下さいませ。

名局の解説、現在井上家ですが来年から林家が始まります。こちらも、担当しますひらめき

林家は元祖林利玄(鹿塩)から始まります。来年からの収録に備えて今下準備をしているところですが、なかなか面白い人間関係や名人碁所を巡った争いも出てきます。その時代時代に出てくる対局者にどこまで迫る事が出来るか・・プレッシャーもありますが、楽しい企画でもあります。

八回に渡ってシリーズで放映されますので、こちらもお楽しみにして下さいね〜。

残り一週間頑張りましょう!

 

収録

  • 2005.10.15 Saturday
  • 20:16
昨日は囲碁将棋チャンネルの番組収録でした。

番組は名局の紹介として井上家特集を担当しています。現在は四世井上因碩(注三世と表記されている場合もあります)井上因碩を名乗った中では唯一の名人碁所に就位しているところから、名人因碩とも呼ばれています。

名人因碩は道策の弟子として囲碁界に入ります。道策の弟子は天才が多く輩出されます。が、因碩以外の弟子は早逝してしまいます。その中には天才道的もいました。

因碩は師匠道策と年齢が近すぎた為(一歳違い)本因坊家を継げず井上家に跡目として入ります。二世因碩は道砂因碩・・道策の弟とこちらの意味合いとしても話はまとまりやすかったのかもしれませんね。

その名人因碩が好敵手として戦った相手は本因坊道知。道策最後の弟子です。道策実子説もあるようですが、これは記録としては何も残っていないようなので眉唾ものですが。

道策いまわの際にあたり、因碩に道知の成長を見守る役目=後見人を依頼されます。先ほど好敵手と言いましたが、因碩が道知を鍛えた・・と表現するのが正しいかもしれません。

兄弟弟子ではありますが、その年齢差は40歳を越えるものがあり師弟関係に近いものがあります。その二人が十番碁として対戦した棋譜が現存しています。

時代的には十番碁=争碁と呼ばれお互いの名誉と家を掛けた勝負を意味します。が、この十番碁は後見人因碩が若き天才道知を鍛える為の十番碁となります。その中から3局をピックアップして解説しました。

井上家と本因坊家、家が違う同士なのですが師匠の遺言を忠実に守り責務を全うした因碩は素晴らしい人格者だったのではと推察できます。更に、著書も数多く出版しています。その中で有名なのは『発陽論』詰め碁の名著です。

難解な詰め碁集として現代でも語り継がれている書です。棋士を目指すなら必ず勉強しなさいと言われてもいる詰め碁集ですね。別名『不断桜』とも呼ばれていたそうです。

三百年近い昔の話と棋譜なのですが、今見ても新鮮な話もあり素晴らしい話もありで自分自身楽しんでしまいました。

この素晴らし人物、名人因碩を現代に蘇らせる事が出来たら良いな〜と収録に挑みました。実際はあそこはこうした方が・・ここはこうした方がと色々後になって思うのですが、それは又チャンスがあれば努力していきたいと思っています。放映はこれからとなりますのでどうぞ名人因碩の名局を是非ご覧下さい!次の放映は明日日曜日午前十時からの放映となっています。

秋晴れ

  • 2005.10.01 Saturday
  • 10:20
今日は秋晴れで良い天気ですね!10月になりました。と、同時に第1土曜日ですので・・風鈴会があります〜。今日は現在熱戦中の名人戦挑戦手合いをダイジェストで講義します。ここまで3局終了していますが、その展開はどうか?を含めて挑戦手合いの裏話などもありますので是非皆様お越し下さいませ。

今週は木曜日に手合いがありました。鈴木(歩)さんと本因坊戦B予選です。結果の方は勝つ事が出来ました〜。歩さんファンの方から怒られそうですね・・。

内容は悪かったですね〜。途中起死回生の手筋が決まりなんとか逆転できましたが序盤に反省点が多々あります。ただ、良く読めていたのは自分なりに納得できました。嬉しいのはこの対局に勝ちまず、B予選残留となった事と同時に!

武宮九段との再戦が叶いました。この一戦に勝つとシードで武宮九段が待っている山(トーナメントの事)なのでした。10月中に対局が入るかどうか判りませんが、年内にある事は間違いないので楽しみですね!

木曜は手合い、金曜は囲碁将棋チャンネルの収録とちょっと忙しい週でした〜。井上家特集で現在は四世井上因碩通称名人因碩と呼ばれた人物の収録をしています。

豪腕で鳴らした人物ですが、その名の通りの豪腕プラス絶妙なテクニックも披露されています。何よりもその披露している相手が、本因坊道知ですのでその強さも判って頂けると思います。放映の番組表はこちらのサイトからご参照下さい。

そうそう!9/28水曜に宅配版の日刊スポーツご覧になった方はいらっしゃいますか?先日行われたふれあい囲碁が大きく取り上げられました。日刊スポーツ様有り難うございました。駅売りには出ていないのでご注意下さい。

それでは風鈴会に出発します〜。

収録

  • 2005.09.27 Tuesday
  • 08:39
20050927_37016.jpg
今月は収録月間となりました。昨日は竜星戦の解説を行ってきました。他に名局解説(井上家特集)やお好み対局の解説と声を掛けていただきました。その放映は囲碁将棋チャンネルこちらから番組表の中で見る事が出来るので探してみて下さいね〜

竜星戦は勝ち抜き制度を採用している面白い棋戦です。AブロックからHブロックまで8ブロックに分かれています。その中から最後に勝ち残った一名とブロック内最多勝ち抜き者の二名(計十六名)が決勝トーナメントに進出します。そこから先はトーナメント戦となります。

今期私は・・予選で秋山さんに負けてしまいました。来期は対局者で収録参加したいですね!

今週土曜は10月第1土曜風鈴会になります。1日なので皆様お間違いの無いようにお気を付け下さい!講座の内容は現在行われている名人戦のダイジェストを解説します。

現在張名人の二連勝と開幕した今期の名人戦。今週に第三局が行われます。ここは一番挑戦者の小林覚九段の踏ん張りを期待したいですね。

それでは土曜日に沢山の囲碁ファン、風鈴会ファンの皆様に会えるのを楽しみにしています!

※写真は観覧車です。

収録

  • 2005.08.17 Wednesday
  • 19:30
今日は囲碁将棋チャンネルの収録をしてきました!HPはこちらになります^^

収録番組は『名局の解説』の中で江戸時代から続く囲碁四家(本因坊、安井、井上、林)を紹介しているシリーズがあり、井上家を担当します。その収録の一日でした。

井上家は中村道碩を元祖とし、15代まで続きました。その代々の中から何人かをピックアップし対局譜を再現しながら解説します。臨場感溢れる番組作りをしています。スタッフの面白くしようという意気込みが溢れた番組となっていると感じました。

初回は中村道碩から始まります。

現代を現代碁と称する事があるので、ジャンルでは古碁と呼ぶのかもしれません。子供の頃に大好きで良く並べました。何よりも一局一局の美しさに感動します。時間制限の無い時代に作られた作品です。情報社会となった現代では考えられない悠久の時間を感じられます。

プロ棋士ですので勝たなければなりません。これは勝負の世界ですから当然ですし、否定するつもりもありません。時間制限も必要ですしコミも必要です。時間無制限では観客が困りますからね〜。

ただ、そうではない時代があったのも又事実です。その時代には禁裏で打たれた対局もあります。将軍の御前で対局された碁も数知れず。囲碁がその位置にあった時代を振り返る・・そんな機会を改めていただいた事に感謝しながら今日は楽しく収録しました。

楽しく出来たのですが、収録の中で反省点もあり(汗)面白く出来ていると良いのですが・・でも、反省点が無い事はあり得ないと思っているので・・次に活かします!!ご覧になった方がいらっしゃいましたら是非感想やもっと○○した方が良いのでは?等のアドバイスなどいただけたら嬉しいです!

明日は現代碁(?)の手合いがあります。中村道碩に笑われないように頑張ります^^/

収録

  • 2005.07.25 Monday
  • 17:30
pic_0409.jpg
昨日はケーブルTVの収録をしてきました。放映日を聞き漏らしてしまったのですが・・囲碁将棋チャンネル情報番組のコーナーに出演です^^

想い出の一局や棋士になるまでの話などを・・と言ってもほとんど囲碁の話が無かったような・・(汗)中には囲碁とは全然世界の違う話もしてしまいました。

話のヒントは写真です。この写真が今の私のしたい事の1つなんですが・・まだ自分の物ではなく写真はデパートで飾ってあるものです^^

さあ実際どんな話だったのか?それは放映をお楽しみ下さい!

第1土曜風鈴会

  • 2004.11.07 Sunday
  • 11:38
昨日は第一土曜風鈴会が行われました。今回の講座は私の想い出の中から加藤先生に12歳時に打っていただいた指導碁と、13歳時の院生棋譜から想い出を講義しました。院生の棋譜がかなりの数で残っているのを最近みつけました!

父が取っておいてくれたようです。現在パソコンにいれて綺麗に打ち直している最中です。でも、棋譜数がかなりの数になるのでいつ完了するか全く見当がつきません冷や汗

加藤先生に打っていただいた指導碁棋譜も6子局から始まり先で打っていただくようになるまでの棋譜が残っています。

私の貴重な財産ですね。今振り返っても赤面するやら感心するやら・・なかなか楽しいです。皆さんも是非自分の棋譜などをとっておくことをおすすめします。将来貴重な記録として自分史になりますよ!

話は変わりますが来る11月14日はいよいよ風鈴会として秋のイベントが来ます。1チーム5人(クラスによっては3人チームもあります)による団体戦大会に参加します。

今年は8チーム36名!で参加となりました。

過去最大となりました楽しい人数も多数となり嬉しいのですが、何よりも無差別から級位者まで全てのクラスに参加できたのも嬉しい事です。

団体戦は個人戦と違いチームワークも大切になります。その点は心配ないですので今から当日が楽しみです。この日記でも結果を報告させていただきますし、今月の第四土曜風鈴会でも講義として報告します。皆様頑張りましょう!

PR

calendar

S M T W T F S
  12345
6789101112
13141516171819
20212223242526
27282930   
<< September 2020 >>

selected entries

categories

archives

links

profile

search this site.

others

mobile

qrcode

powered by

無料ブログ作成サービス JUGEM